集客用のホームページは、作りが違います。
◆知っていましたか?作りの違い
集客用のホームページは、一般的なホームページと同じように作っても、効果が出ません。デザイン的な格好の良さよりも、お客様を導く流れの方がずっと重要だからです。
集客を全く意識しない人が多くの顧客を集めている例もありますが、その人は天然で集客できる人。意識しなくてもやるべきことはやっているし、ホームページを分析すれば、集客できる理由がちゃんと見つかります。
成功している人の真似をするというのは、成功するための基本的態度ですが、天然の人は間違っても真似をしないようにしましょう。あまりにも自然で、どんな工夫をしたのか見えないし、ご本人にも説明できないのですから。
うまく行く方法は、スクールで学んだりコーチからアドバイスを受けたりすることです。ひとつひとつ積み上げるなら、誰でもできるようになるし、結局は近道です。
◆ホームページはもともと集客ツールではない。
ホームページでは多様な表現が可能です。アーティストのポートフォリオを置いたり、辞書として使ったり、非営利団体の連絡先にしたり、小説を発表したり。目的も様々です。集客を目的にするのは、ホームページの持つ多様な可能性のほんのひとつに過ぎません。
もともとホームページ自体に、集客の仕掛けは組み込まれていないのです。何でも書きこめる、白い紙のようなものです。人の気持を動かし行動させるのは、白い紙ではなく、書かれたメッセージと渡し方ではありませんか?
他人を知人に変え、知人を顧客に変えて行く、メッセージと見せ方。それこそが、ページ作り以前に考えておかなければならないことなのです。これをしっかりと頭に入れて、「ホームページを作れば客が来るらしい」という都市伝説は、頭からキレイに削除しておきましょう。
◆集客ホームページが持っているもの
1、人を動かすメッセージ
これが肝です。これがなければ、どんなに素晴らしい仕掛けを作っても、うつろに響くだけ。こちらの商品にお金や時間をを使ってくれることはないでしょう。心に響くメッセージとはどんなものか、相手の気持を考え、相手の立場に立って想像を巡らすことで、答えは見つかります。
2、メッセージに気づいて関心を持ってもらう仕掛け
心を動かすメッセージも、読んでもらわなくては話になりません。現代の生活には、消化しきれない情報が大量にあふれています。自分に関係がないと思われたら、中身を読むどころか、雑音扱い。あっという間に消去されます。読んでもらうためには、外見だけで、読むに足る情報だと思ってもらうもらうことが、必要になります。
この問題を解決するには、「ん?」と目が止まるような工夫。その次が、興味関心を引く一言です。ここでは「キャッチ」や「掴み」が重要で、キャッチコピーもこの段階で役割を果たします。
2、相手に届く伝え方
目に留まるには、そもそも相手の視界に入っていないといけません。手紙がとどいてなければ、開封できないのですから。この時の届け方が重要で、気づかないように届けても効果半減。いつか気づいてくれるかな、という淡い期待は裏切られることがほとんどです。
この問題を解決するには、自分から出かけて行って、玄関のベルを押して、相手に直接渡すことです。ここまでやれば、視界に入らない危険性も、開封されないリスクも、激減させることができます。インターネットを使って、見込みのありそうな人にアプローチして行くことです。ホームページ制作会社では、ここはカバーしていない領域ですね。
◆集客できるホームページにはコミュニケーションがある。
実はホームページは、作ることより使うことが重要です。作ってもらっておきっぱなし。それで効果が出るなら楽な話ですが、そうはならないのが現実です。
考えてみれば当然な話。インターネットはコミュニケーションの手段であり、顧客は人間なのです。店頭の接客であれば、そんなおざなりなコミュニケーションをする店は、長くは続かないでしょう。ホームページも同じ。コミュニケーションを媒介しないホームページに、集客効果はないと思ってください。
◆集客ホームページの仕組み
それでは、ホームページでどうやって見込みのありそうな人とコミュニケーションするのでしょうか。このページもそうですが、文章が置いてあるだけ、ですね。この状態ではまだ一方通行です。それを「コミュニケーション」のレベルまで上げるには、どうしたらいいのか。
そこに、集客ホームページに置くべき、幾つかの仕込みがあるのです。
◆基本はコンテンツの優秀さ
ホームページに置かれたものが満足度の高いコンテンツであれば、ただ置いておくだけでも、読者は喜んでくれます。メッセージに心を動かし、この人ならと思って、問い合わせをしてくださることもあるでしょう。これがまず基本です。しかし、まだ知名度がなく、アクセスも少ないページでは、こうして動いてくださる方も、どうしても少なくなります。
◆アクセス増やしの危険性
そこで、アクセスを増やすためにサーチエンジン対策をしたり、知名度を上げるために広告を出したりするわけですが、それにはお金がかかります。メッセージの力がまだ不足しているとか、関心を引くキャッチが弱い、等の問題を抱えたままで費用をかけても、アクセス上がって成約しないという、赤字体質になってしまうのです。
宣伝費は、集客の流れができてからかけるのが、正しいやり方です。
◆正しい集客プロセスを作ろう
集客のプロセスがきちんと設計されていない状態では、いくらお金をかけてアクセスを集めても、途中で離脱する人が多く、費用対効果の悪い仕組みになります。
どこにいるどんな人に、どうやって気づいてもらい、どのように興味を引き、何を読んでもらって、どんな気持になってもらって、最終的にどう行動してもらうのか。それをしっかり考えて、それに沿って読み進めてもらうようにコンテンツを配置したものが、正しい集客プロセスです。
◆ホームページは集客プロセスの一部
ホームページを読みにくる入り口は、検索エンジンや広告だけではありません。名刺交換や知人の紹介、ブログやソーシャルネットワークからの流入、セミナーやイベントでの告知など、色々あります。こちらに気づいてから顧客になるまでにたどる道は、様々なメディアをたどってくるわけです。
それら各メディアが一貫した流れに構成され、「次はブログに」とか「次は申込フォームに」とか、目的を明確にして作られていたら、流れはスムーズになります。ホームページは、単体で機能させるものだと思わないでください。前後があってこそ生きるものです。
◆設計が良ければ集客ホームページは簡単
「人を運んでくる流れ全体」を設計することが、制作よりも先に、やってほしいことです。その方針があってこそ、各ページの目的(読者にどう行動してもらうか)が決まり、コンテンツやページ構成が決まって来ます。ホームページは、あくまでも人を運んでくる流れの一部ですから、流れ全体が決まることによって、作りやすくなるのです。
◆無駄のない効果的な作り
ホームページを作れば客が来るのではないか。そう思わせられてしまうのは無理ないことです。書籍でも広告でも、インターネットを使えば、いくらでも仕事が広がりそうに書いてありますから。
しかし実態は、そうではありません。集客できている人は、大きな流れのなかに各ページを位置づけ、明確な役割を与えて、無駄のない効果的なホームページを作っているのです。
◆集客プロセス設計コンサルティング
これから作ろうと考えている方は、制作会社にいきなり持ち込むのではなく、当社の集客プロセス設計コンサルティングで、効果的なホームページを作る事前準備をしてください。
既に作成してあるのに成果が出ていない方は、集客プロセスの設計ができていないか、設計に無理があったかの、どちらかでしょう。その場合も、当社のコンサルティングで現状を見直し、改善点を見つけることで、詰まっていた流れを一気に開放することができます。