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コーチングのクライアント獲得の秘訣

コーチング集客の秘訣

 

1、コーチングビジネスの始めやすい時代

コーチングという職業は、NHKやワールドビジネスサテライトでも取り上げられ、ビジネスに関心のある人には、よく知られるようになってきました。
何らかの目標を持ち、夢を叶えようと頑張っている人たちは、様々なセミナーやインターネットの情報で、コーチングについて知る機会が増えています。大手の書店には、コーチングのコーナーもできています。プロコーチだと自己紹介をすると興味を持ってくださる方も増えて、集客に追い風がふく、良い時代になったと感じます。
 
こうなる前は大変でした。コーチと言えばスポーツ。私は体育会出身だし、スーツを着ない生活をしていたので、スポーツコーチだと思われることもしばしば。話をする度に、コーチングについて説明しなければなりませんでした。ライフコーチ、ビジネスコーチ等は、先見性のあるビジネスマンしか知りませんでした。まだほんの10年ほど前は、そんな状態だったと思います。
 
私は2004年にコーチ大会に参加、翌年はボランティアで写真係をやっています。撮った写真はしばらくコーチ大会の案内ホームページの表紙に使われていました。あの頃は日本コーチ協会設立から5年が経過し、大会の規模も年々大きくなっていた時期です。しかし、まだ一般には知られておらず、私がコーチングの話をすると、「話するだけでお金を取るの?」などと怪しがられたりもしました。集客どころではありません。
 
その頃に比べれば、随分と話がしやすくなったと思います。多くのコーチ達の活躍で、コーチングの効果を実感し、好印象を持つ人が増えたお陰です。コーチングをビジネスとして始めるには、いい時代になったと言えるでしょう。
 

2、競争の時代はすでに来ている

しかし、優れたコーチが実績を重ねて来たという事実は同時に、すでに同業者がたくさんいることをも示しています。
 
コーチングの説明はしなくて済むようになった代わりに、なぜ同業者ではなく私を選ぶべきなのかを、納得してもらわなければ、集客には結びつかなくなったのです。コーチングができます、というだけではもはや希少価値はありません。コーチの隣にはコーチがいっぱい。今や参入障壁が低く、競争の激しい業界となってしまいました。
 
「コーチングは素晴らしい!」と実感した方が、これを仕事にしたいと思う気持はよくわかります。私自身がそうですから。ですが、勢いで退職してコーチの看板を出しても、いきなり生活が成り立つほどの集客は、まずできません。
 
たしかに、在職中にコーチの役割を果たすことができて、社外に出ても社員や顧客がポケットマネーで相談に来るようになった、集客フリーのケースも、あるにはあるのです。が、これは本当にレアケース。それ以外で上手く滑り出した人は、他の業界で集客の実績があり、顧客リストや人脈をすでに作り上げていて、そこから横にスライドして来ています。
 
一緒に学んだ仲間を始め、数百人のコーチと交流してきましたが、集客が十分できている状態で開業した人は、数えるほどしかいません。売れっ子になっている有名コーチも、開業したての頃は、クライアントはほとんどいませんでした。デビューした頃のお話を聞いて「え?あなたみたいなメジャーな人も?」と驚かされたことは何度もあります。集客は、プロ活動を初めて誰もがぶつかる壁なのです。
 

3、クライアントの少なさは希望を示している。

でも、希望を失ってはいけません。有名なコーチも、駆け出しの頃はクライアントがいなかった。この事実が示しているのは、今は集客ゼロでも、やりかたさえ正しければ、今後十分なクライアントに恵まれることは可能だ、ということですから。
 
考えてみれば、どの業界でもそうですね。始めから売れっ子だった人はいません。アイドルでも、お笑いでも、ミュージシャンでも、誰でも集客ゼロから始めています。
 
クライアントが少ないことを不安材料や自分へのダメ出しに使うのも、お楽しみはこれからだと希望の元手に使うのも、あなたの自由です。となれば、コーチングのプロであるあなたなら、どちらを選ぶかは決まっていますね。さあ、希望はあることが分かりました。あとは具体的にどうするかです。
 

4、クライアント獲得の核心はこれだ!

核心的なことからお話ししましょう。ここが本題です。
コーチというだけでは、探している人には選びようがありません。他の人とのコーチングの違いが分からないからです。ということは???
 
そう、同業者とどう違うかを示せば良いのです。といっても「あの人とここが違う」だけでは、「あの人」基準になってしまいます。ここは「~じゃない」ではなく「~である」の言い方を先に持ってこないといけません。「私はこういうコーチングをします。他の人のコーチングとはこんな所が違います。こんなの私の他にいないでしょう?」とね。
 

5、事例を一つ、お話ししよう。

私は、集客コーチです。この言い方をしている人は、みかけません。同じことを考える人はどこかにいるはずだと思いますが、今まではっきり「集客コーチ」と名乗っている人とは出会っていないし、インターネットでも見かけません。ちょっと格好よく「マーケティングコーチ」と言っている人は増えましたが、集客コーチはもっとベタな感じ。集客に直接つながるコーチングだと位置づけています。だから、違いは表現できているかな。
 
はじめは私も、単にコーチと名乗っていました。「コーチングは、業界の先輩である必要はない。」そう教わったし、業界の外にいるからこそ提供できる視点もあると知っています。
 
しかし実際の所、コーチと名乗っただけで来てくださったのは、直接知っている人か、紹介だけ。とても世界が狭かったのです。大いに社交的な人なら、交流会やイベントに出まくって、そこでクライアントが獲得できたでしょう。しかし、私の場合は、多くの人と浅く関わるよりも、少数の人と深く関わりたいタイプ。大人数の交流会に出ても、客を捕まえようと会場を物色して歩く人たちのガツガツした雰囲気には、なじめませんでした。
 

6、ジャンルを絞って成功する

そこで私もコーチをつけて考え、コーチングのジャンルを絞ることにしたんです。「来てくれたらなんでもお引き受け」ではなく「このテーマの専門家」というアイデンティティです。
 
何の専門家になろうかと考えた時に真っ先に手を付けたのは、「私は誰の役に立てたら嬉しいんだろう」というクライアント像と、「他の人が持っていないどんな得意分野を持っているんだろう」というリソースの棚卸しでした。お客様のこと、自分のこと。この二つがはっきりすれば、間をつなぐものはおのずから見えてくるからです。
 
私にとっての助けたい人は、友人でした。私を追いかけるように、コーチングを職業にしようとしていました。希望数には満たなくても、紹介だけでそこそこクライアントが来ていた私と違って、その友人はクライアント数がゼロでした。とっても味のある、良いコーチングをする人なのに。「こういう人の才能は、もっと多くの人に知られなくてはいけない」と、ちょっと義憤にかられたような思いを、強く持ったのです。
 
そして私には、それができるリソースがありました。個人事業主としてのキャリアが長かったことです。この財産に気づいたのも、当時お世話になったコーチMさんのお陰です。大学卒業後からずっとフリーランスだった私にとって、職歴はちょっとしたコンプレックス。「大企業に勤めた経験がなければ売りにならない、MBAも持ってないのに、経営の相談なんて」と考えていました。コーチMさんは、そんな私の固定観念をひっくり返してくれたのです。「会社勤めをせずに事業をしてきたなんて珍しい、そのキャリアだからこそできることが、あるじゃないか。」と、言ってくれたのです。
 

7、オリジナルコンテンツは事業を格上げする

クライアント像と、自分だからこそできることがはっきりした結果、その間をつなぐものが生まれました。「集めない集客」という集客メソッドです。独自の顧客像、独自のリソース。そのユニークな組み合わせの結果、他にないオリジナルなコンテンツができました。
 
オリジナルコンテンツは強いです。集めない集客をスクール形式で伝えるようになり、分厚いテキストを人に見せるようになってから、個人のクライアントさんだけではなく、企業研修も増えています。
 

8、コーチとともに前に進め

延々と私の話を事例として描いて来ましたが、お分かりいただけたでしょうか。私もまた、クライアントがいないデビューを飾っています。それでも、自分のジャンルを絞り込み、クライアント像をハッキリさせ、自分のリソースを見直すことによって、他者に真似のできないオリジナルコンテンツを手にすることができ、独自のジャンルを築いて、お客様から探して来たくださるようになれたのです。そして、そこにはコーチの存在がありました。
 
コーチングのプロを目指すあなたなら、きっと分かるはずです。集客を目的にしたなら、集客にコーチをつけることで、どれほど前に進めるかを。
 
集客は収入をもたらします。そして、それだけが目的ではありません。多くの人に貢献する喜び。たくさんの人から「ありがとう」と言われる嬉しさ。クライアントとの対話から得られる幾多の学び。これらが、集客を学ぶことで、全部手に入るのです。
 
コーチングを学んだ場所は様々でしょう。私の場合はCTIとNLPコーチングですが、他にも素晴らしい団体はたくさんあります。しかし、どのスクールでも、やがては卒業。クライアントをとらなければ、力を発揮する場が細くなってしまいます。現場は最高のトレーニングになります。もしあなたが、本当にコーチングを素晴らしいものと思い、生涯この在り方、このコミュニケーション力を高く維持して行こうと思うのなら、ぜひクライアントさんを、たくさん取ってください。それがあなたを、もっともっと望ましい未来へ連れて行くベストな選択だと、私は信じています。
 

9、集客コーチはあなたを待っています

コーチングの集客は、集客コーチをつけて結果を出しましょう。
 
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コーチを増やせば、同業者が増えます。競争が激しくなって、自分の首を絞めるのに、なぜ他のコーチのクライアントを増やそうとするのか。一般的な企業家なら、そう訝しんでもおかしくはないでしょう。
 
でもコーチの考え方は違います。コーチが必要な人は、日本中いや世界中にまだたくさんいます。私一人の力では到底足りないのです。
だから、多くのコーチにもっともっと、活躍してほしい。その活躍によって、いつかコーチング的な関わり方が常識となるような世の中が来ることを夢見ているのです。
 
クライアントが足りない方。ぜひ相談に来て、集客力を高めてください。
 

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